2019年6月に完成し、運用が開始されました。災害時の耐久性が問題となっているので今後も要チェックです。
現在、赤穂市で大きく問題となっているのが以下の通りです。
ここでは御崎のソーラー問題がどういう経緯で進んでいるのか時系列に赤穂民報の記事と一部コメントを紹介します。
赤穂市御崎のメガソーラー問題の経緯まとめ
長いので最初に簡単に経緯をまとめます。
まず、問題となっているソーラー設置場所ですがかんぽの宿の裏側です。
2015年8月と2015年11月時点の写真です。※赤穂民報の記事より引用
そして2018年1月時点での状況が以下の通りです。
大きな動きのあるものだけに絞って経緯をまとめました。
- 2015年7月 御崎の風致地区でメガソーラーの計画、市が許可
- 2015年9月 一部は山腹崩壊危険地区で危険なため、御崎地区連合自治体が建設反対
- 2015年9月 赤穂市が事前届け出と住民合意形成を事業者に課すルール作りに着手
- 2015年10月 説明会ないまま工事開始
- 2015年10月 御崎地区連合自治体が県に3372筆の署名を提出
- 2015年11月 事業者不在、工事施工者のみの説明会開催
- 2015年12月 110名の住民集会で建設を容認して条件闘争する方針へ
- 2016年1月 自治会が事業者へ質問状を出すも回答拒否
- 2016年2月 住民有志が民事調停へ
- 2016年6,7月 許可得ずに土地造成・一部の里道も形質変更・1ヘクタール上回り開発
- 2016年11月(?詳細時期不明) 自治体役員3人が現地調査の際、里道に駐車したのを工事を妨害したとして刑事告発される
- 2016年12月 告訴トラブルを事業者が謝罪
- 2017年1月 主体事業者を京電から九電工に変わり、工事再開へ見通し
- 2018年2月 住民要望受け排水計画を修正
30年に一度の大雨、1時間110~120ミリの雨量に耐えられるように設計
(観測地点上郡での過去最高降水量が1時間56ミリ※2007年8月22日) - 2018年3月 住民側が工事再開を了承
- 2018年9月 工事再開
- 2019年6月 ソーラー完成&運用開始
赤穂市御崎ソーラー設置予定地からの景色
2015年7月16日 風致地区メガソーラー計画、市が許可
瀬戸内海国立公園の一部にも含まれる御崎の風致地区で、大規模な太陽光発電所の建設計画が進んでいることがこのほど明らかになった。
事業者は建設に必要な赤穂市の許可をすでに取得。甲子園球場よりも広い計画面積に地元からは自然環境と災害への影響を懸念する声が上がっている。◆国立公園=自然環境の保護と快適で適正な利用を推進するため、自然公園法に基づき環境大臣が指定した地域。特別地域、特別保護地区、海域公園地区、普通地域がある。工作物を新築する場合、特別地域と特別保護地区は許可が必要だが、普通地区は届出でよい。
◆風致地区=良好な自然的景観を形成している区域のうち、土地利用計画上、都市環境の保全を図るため風致の維持が必要な区域。10ヘクタール以上は都道府県・政令市が、10ヘクタール未満は市町村が指定する。「都市の風致」とは、「都市において水や緑などの自然的な要素に富んだ土地における良好な自然的景観」とされている。
以下、一部コメント。
どちらかと言えば、全国的に売電事業が斜陽になってきてる段階で、この計画は、上手くいけばいいけどひっくり返ると、大変な負の産物に・・・・
坂越の駅前地区にもメガソーラーの計画の噂を聞くし・・・・なんだか、寂れていく土地のあがきに見えて仕方がない。
最近、一部の利害関係者のみの独断で、石炭や処理場など、法律上問題がなければと、どんどん事が進められている赤穂。もっと、市民が聞いて嬉しくなるような誘致はないのだろうか・・・・住みにくくなる一方で悲しい。
他市で問題になっているケースもあります。
皆さんが関心をもって、よくよく監視しないと取り返しのつかない事態になると思います。
太陽光発電の環境破壊を見る(上)-山梨県北杜市を例に
2015年9月5日 県が雨水流出量を精査、地元が「建設反対」へ
御崎地区の大規模太陽光発電施設建設計画について兵庫県は、同施設の建設が県の総合治水条例で規定されている「浸水被害発生の可能性が高まると認められる開発行為」に該当するかどうかの検討に入った。
同条例は、土地の形質変更によって浸水被害を発生させる可能性が高まると認められる開発行為について調整池の設置を義務化。また、規模が1ヘクタール(1万平方メートル)以上の場合は、知事へ届け出た上で、規則で定める技術的基準に適合する「重要調整池」を設置するように義務付けている。
県光都土木事務所によると、同計画について事業者側は「造成、基礎工事は行わずに太陽光パネルを設置する」と説明。そのため、同土木事務所は総合治水条例が定める開発行為には該当せず、届出は不要-との見解を伝えた。
しかし、先月19日にあった地元自治会役員との懇談会で、事業者側は「一部の樹木は伐採だけでなく伐根する」「盛り上がっている部分は転圧してパネルを設置する」などと説明。自治会側は「それは『造成』ではないか」と指摘した。
大阪の不動産会社が御崎の山林で建設計画を進めているメガソーラー施設をめぐり、御崎地区連合自治会(亀井義明会長)は治水と環境保全の観点から「建設反対」を行政へ請願するための署名活動を実施する方針を固めた。建設予定地は敷地全体が瀬戸内海国立公園に含まれ、一部は山腹崩壊危険地区に重複している。
事業主の「株式会社サンエース」(大阪府枚方市)が地元自治会との懇談会で配布した工事説明資料によると、敷地面積4万0665平方メートルの7割近い2万7867平方メートルで木竹を伐採。縦約1メートル、横約2メートルの太陽光パネルを7200枚設置する。発電容量は1990キロワットで、計画年数は20年としている。同連合会は1日、役員と市議の計14人で事業計画地の周辺を視察。過去に浸水被害や土砂崩れを起こした一帯を歩き、水路や土地の傾斜などをチェックした。計画地直下に長年暮らす住民の話では、大雨が降ると水路は濁流であふれ、「道路がまるで川のようになる」という。
以下、一部コメント。
いやいや、基礎工事無しとかあり得ないでしょ?この間の台風で、全国の太陽光パネルがどれだけ被害を受けたか…周辺地域にも、相当の風が吹き荒れました。水だけ論議されてもなぁ…たのんますわ
2015年9月19日 太陽光発電事業 市が規制検討に着手
メガソーラー施設の建設計画をめぐって事業者と住民との間であつれきが生じているのを受け、赤穂市は事業実施の条件として、事前届け出と住民合意形成を事業者に課すルール作りに着手した。
太陽光発電をめぐっては、事業者が住民の意向を確認しないまま施設を建設してトラブルになるケースが全国的に多発。こうした問題に対応する国の法律が整備されていないため、市町村が独自に条例の新設や改正によって行政への届け出や住民への事前説明会などを義務付ける動きが広まっている。
以下、一部コメント。
常総市の決壊箇所の様子を見て、規模は違えど坂越の千種川土手沿いの土地に、突如として出現したソーラーパネルを思い出した人は多いと思います。
坂越駅前の広大な空き地にも、宅地として思うような値段で売れないため、土地の所有者がソーラーパネルの設置を計画しているという話も聞きました。
無計画で安易な遊休地の活用法として、このブームが一時的に起きているように思います。
事前届け出と住民合意形成を事業者に課す条例の検討に入られたというこの話は、法的根拠を盾に、何でも臭いものにフタで、見て見ぬふりをする赤穂市にしては、久々に英断だと思います。
2015年10月9日 説明会ないまま工事
地域住民から反対の声があがっている御崎のメガソーラー建設計画をめぐり、事業者側が建設予定地に重機を搬入し、10月初旬から一部の範囲で草や木の除去を行っていることがわかった。住民側は「地元説明会を開かずに工事しており、約束に反する」と反発を強めている。
今月6日、地元からの苦情を受けた県と市の職員が現地を確認。圧砕具を装着したパワーショベル1台によって草木が取り除かれ、土砂を押しならした箇所も。手を加えられた面積は少なくとも1000平方メートルはあるとみられる。
以下、一部コメント。
日本の夕日百選にも選ばれてる御崎にメガソーラなんて施設は相応しくないと思いますが、赤穂の人は自然のすばらしさをもっと自身を持って護ることはしないのですか?
別の地域に住んでいたときは、市民全体で反対運動て署名活動をしたりともっと地元を愛する行動が有りましたが、一部の人にやらせとけば的な他人任せ気質を感じます。
住民を無視した対応に憤りを感じています。
市長も光都土木管理課も事業主も責任のがれ。赤穂御崎は赤穂の宝、日本の宝なのに、その宝と住民の安全を守れないのでしょうか?
2015年10月22日 自治会が県へ反対署名
同自治会は署名趣旨で、建設予定地の一部が山腹崩壊危険地区に含まれ、土砂災害警戒区域に隣接していることを指摘。「保水力が低下し、豪雨時に土石流の発生等が心配される」「住民の安心で安全な生活が侵害される」などとして現計画のままでの事業実行に「断固反対」を表明した上で、事業者への指導を県に要求している。
署名は先月下旬から約1カ月間、地元を中心に呼び掛け、御崎地区人口の7割以上に相当する3372筆が集まった。
以下、一部コメント。
進入路のバリケードは、取り除かれて、アコーデオン扉になりました。
昨日見えた重機は移動したのでしょう、ありません。
反対の意見や署名があっても、「工事は進めまっせえ」とういことのようです。
そう言えば、東浜が住宅地のなる40年ほど前だったか、尾崎向山などが、別荘地として売られたことがありましたね。いま問題の土地もそうした開発が進められたところでなかったかと思います。
別荘地は、市外、県外の人が購入し出し始めたものの、国立公園区域の”乱開発”にあたるとかで頓挫したと記憶しています。
太陽光発電所の建設なら、国立公園区域であっても問題なしということでしょうか。
設置は、新電力としてどこかに供給するメドがたった上でのことなのでしょうか。これから希望を募る程度のずさんな計画ではないでしょう。どこか関電から切り替えて買うのでしょうか。
それとも、一般家庭の太陽光発電のように感電に売るのでしょうか。このあたりの情報も是非知りたいです。
とにかく、工事は進んで行くように見えます。
2015年11月14日「調整池設置義務なし」県判断
予定地の一部に山腹崩壊危険地区を含む御崎のメガソーラー建設計画について、兵庫県は、県の総合治水条例が調整池の設置を義務付ける開発行為に「該当しない」と判断。計画反対を訴えている地元自治会連合会へ13日に伝えた。
以下、一部コメント。
>予定地の半分以上の区域を「過去に一旦造成された土地」と認定した上で、「一旦開発が行われた土地に時間の経過とともに自生した樹木を伐採しても開発行為には該当しない」と解釈。
え? ”解釈”の問題だったのですか?
業者側にとっては万々歳の”解釈”ですね。
「2万7867平方メートル」での当初申請は、この解釈を受けて変更した上で計画通りに事業続行、となるのでしょうか??
9800平方メートルという絶妙な面積といい、役所と業者側で事前のすり合わせもあったのでは?とまで邪推してしまいます。>また、山内所長は「この地形の場合、過去の開発時に設置された排水路を極力利用して雨水を海へ流せば、調整池を設置するよりも効果的ではないか」との考えを述べ、現地をよく知る自治会役員から「山の傾斜を越えて排水することになり現実的でない」などと反論された。
住民側から反論されたとの事ですが、所長さんの案は現実的ではなかったのでしょうか?
県土木事務所の所長さんの発言ですから、相応に具体性のある提案に違いないだろうと思うのですが。
(ただ海側に排水となると、海岸線沿いの県道を越える事になると思うので、どのような排水ルートなのか具体的なイメージが湧かないですが)赤穂民報さん、この問題がどのような形で決着するにつれ、民報さんの”検証記事”を読んでみたいです。
今回の一連の騒動は、(将来、住民側が心配しているような災害が起きるにしても起きないにしても)赤穂の町の歴史の中に残すべき一つの重要な出来事だと思います。 (福浦の産廃処分場の件もしかり)
よろしくご検討下さい。
2015年11月21日【社説】治水とは真逆の愚行 行政は立ち位置戻せ
住民の話では、大雨が降れば排水路から水があふれる状況は擁壁後も変わらず、予定地から西へ延びる谷筋にあたる細道は道全体が川のようになるという。今年8月の大雨では土砂災害警戒区域ではない場所にもかかわらず、人家のすぐ裏の斜面で小規模な土砂崩れが発生した。大雨が降りそうになるたびに親族宅に身を寄せる暮らしを続けている人もあるという。
こうした経緯や現況を鑑みれば、予定地の周辺一帯は擁壁工の追加整備を今すぐにでも実施し、保水力を高めるための緑化を進めるべき場所だ。樹木を伐採して太陽光パネルを設置するという今回の計画は、本来とるべき治水対策とは真逆の愚行と言わざるを得ない。
以下、一部コメント。
何せ「嫌なら先に土地を買え」とかいう極論を持ち出す人もいますからね。
企業と個人(民)が同じ立場な訳がない。当然、限界がありますよ。
その為の行政なのに、後手の仕事しかしてくれない訳ですから これは完全に御崎切り捨てでしょう。
赤穂市は、人口減少を止める気も無ければ 現状を維持する努力すら放棄してるように感じます。
せめて、太陽光発電所が継続的な雇用を生む産業であれば・・・と思いますが悲しい現実ですね。
みなさんのおっしゃる通り、目坂の一件と一緒にしてはいけませんし、いつものように行政のみに矛先を向けるのは幼稚な考え方と言わざるをえません。
われわれ社会全体の盲目的な軽挙妄動に警鐘を鳴らすこと、その役目をわれわれ赤穂人が全国に先駆ける時なのです。
ちょっと調べますと、ソーラーパネルは太陽光を受け止める割に熱に弱く、経年劣化で20~30年で発電性能が低下し、交換時期が来ます。やっかいなのは、最終処分方法。現在のところ埋め立て処分のみ、パネルの原料にはヒ素、カドミウムなどの有害物質を微量ながら含有する。最近では安価で粗悪な海外製品も出回っており、国産品と玉石混淆している・・・などなど。
今後の太陽光発電事業発展に重要なことは、1枚のパネルでいかにして最大の発電効率を得られるか、必要なものは、お得でお手軽な「メガソーラー」ではなく最新技術満載「ミニソーラー」なのではないでしょうか。
2015年11月27日 太陽光抑制条例「御崎計画は適用外」
山腹崩壊危険区域を含む国立公園内で進められようとしている御崎のメガソーラー建設計画について、赤穂市は今定例会で可決が見込まれる「再生可能エネルギー調和条例」を適用しない考えを示した。
同条例は、▽自然災害の発生が危惧される▽特色ある景観が広く親しまれている▽保全すべき市街地景観が保たれている-などの場所を「抑制区域」として指定し、発電出力50キロワット以上の太陽光発電、同20キロワット以上の風力発電を建設しないように事業者へ協力を求めるもの。法的強制力はないが、市は「一定の抑止力になる」としている
以下、一部コメント。
当然の内容です。
もう少し早く行動していれば。
残念です。
2015年11月28日 説明会を事業主欠席
御崎の万五郎谷一帯で民間業者が進めようとしているメガソーラー建設計画の説明会が27日に行われた。事業主の「サンエース」(大阪府枚方市)は出席せず、工事施工者の「フジタ道路」(東京都中央区)が工事概要を説明。排水計画の前提となる雨量計算データは示されず、住民が説明会のやり直しを求めた。
以下、一部コメント。
政府・与党は30日、2016年度税制改正で、省エネや再生可能エネルギー設備への投資に対する優遇税制(グリーン投資減税)の対象から、普及が進んできた売電事業用の太陽光発電設備を除外する方針を固めた。
優遇措置から外されるけど、計画通りソーラー発電作るのかな?
>名無し君さん
16年度税制改正という事は、これから事業を行う業者に対してしか適用されないと思います。それに、もし適用されたとしても、あまりダメージも無いのではないでしょうか。
グリーン減税というのは経費の前倒しができるというだけで、税金全体の金額自体は変わらないと聞いた事があります。つまり納税を先送りできる制度という事です。資金の少ない中小企業には参入し辛くなるなどの痛手でしょうが、それなりの資本を持っている会社には影響は少ないと思われます。
2015年12月17日 山腹崩壊危険地区の地肌むき出し
メガソーラー施設の建設に伴い、草や木が伐採された現場を住民が撮影。山腹崩壊危険地区に該当する範囲も地肌がむき出しになっていることがわかった。
2015年12月23日 住民集会で多数決「容認」
朝日町の御崎公民館で行われた集会には住民約110人が出席。亀井義明会長がこれまでの経緯と建設現場の現況を説明した。参加者から質問や意見を求めた上で、「建設を容認して条件闘争」または「阻止するために徹底抗戦」の二者択一で起立を求めたところ、「容認」が「阻止」を上回った。今後は弁護士を代理人として事業者側に事業の安全を要求していくという。
「容認」に起立した男性は「すでに工事が始まっており、裁判で長引くよりも交渉で安全性を高めた方がよいと思った」と話した。一方、「阻止」に賛同した70代男性は「交渉で計画を変えさせるなど考えが甘い。安全を守るには工事差し止め請求を起こすしかないのに」と無念そう。「宅地に近い区域だけでも工区から外すように交渉してほしい」(別の70代男性)といった声もあった。
2015年12月29日 45年前の市長は「好ましくない」と意見
メガソーラー施設の建設が着工された御崎の土地で今から45年前に別の開発行為の許可申請が行われた際、当時の赤穂市長が防災と環境保全の観点から「好ましいものと考えられない」と事業に反対の意思を表明する意見書を兵庫県知事へ提出していたことがわかった。
2016年1月14日 自治会が事業者へ質問状
御崎メガソーラー建設計画をめぐり、御崎地区連合自治会(亀井義明会長)は事業者と施工業者に対し、土砂災害の危険性への認識や治水工事の内容などを問う文書を、弁護士を通じて送付した。
2016年1月27日 住民質問への回答拒否
災害リスクの高まりを近隣住民が懸念している御崎のメガソーラー建設をめぐり、御崎地区連合自治会(亀井義明会長)が事業者側へ危険性の認識や治水計画の内容などを尋ねた質問状に対し、施工業者のフジタ道路大阪支店が「弊社から説明する必要のないものが大半」などとして回答を拒否したことがわかった。
以下、一部コメント。
こんな回答出してくるとは。
法人格の有無が何の関係があるのか。
「指導する予定はない」という市も異常だ。
とにかく、どっちもまともじゃない。
「誠意をもって地元意思形成に努めること」を条件に許可したのであれば赤穂市はそうするように事業者を指導しなければならない。それを怠ったら目坂のがけ崩れと同じように不作為になりますよ。赤穂市は懲りないね。
5年ぶりに現地に行ったけど、あれでは排水処理するのに300水路では無理でしょうね。それに一部の畑が雨水と粘着性の土で影響が出るでしょうね。下流域の住宅街までの水路も改修がかなり必要ですね。平地であれば、そんなに工事費もかからないが、この現場はかなり必要だから業者はしたくないし、金もうけ優先だからね。将来災害が起きても許可がおりているので、業者は責任がない。被災しても個人の住宅は自分で直さないといけない。業者の金もうけのための法律というのはザル法ですね。
2016年2月13日 住民有志が民事調停へ
御崎の風致地区で進行中のメガソーラー建設工事に伴う災害リスクを懸念している地元住民有志が事業者側に対し、危険性の認識や治水工事の内容などを確認するための民事調停の申し立てを準備していることがわかった。
代理人の弁護士は「災害が起きる前に対策を求める必要がある。できるだけ早急に手続きに入りたい」としており、遅くとも今月中には申し立てを行うとみられる。
以下、一部コメント。
住民側でも、大学教授とかその道の信用できるプロに調べてもらうべきではなかろうか?
どうも危険・業者が信用できないと言う「イメージ」先行で
結局は業者による調査結果に依存しているところを、足元見られているだけだと思う。
元々、県の「解釈」が納得できる内容でなかったのが発端でもありますし
それで安心安全なら、ただの言いがかりになるだけでは?
調査費くらいは、(自治会費的に)許されると思いますがねぇ・・・民報さんも、上郡他の外国人に売却されたソーラの例など挙げて
地元やその縁者・同じような問題を抱える住民が
ただの妄言だけで反対している訳では無い旨をキッチリ伝えてもらいたい。
ようやく赤穂市議会が関係法令の改正を求める要望書を県・国に提出するみたいですね。
(鬼怒川堤防決壊) 2015年9月に太陽光発電設置した事業者が自然堤防を掘削したことが原因のひとつと報じられている。そして常総市と国が責任のなすりあいをしている。
今日国道29号線で姫路市とたつの市の境付近で山腹の斜面にソーラーの設置が進んでいる、幸いにも人家が無いが、これで土砂崩れが起きれば国道をふさいで大変なことになるでしょう。現行法ではOKだが止めることはできないと思うと残念で仕方がない。
2016年6月25日 許可得ずに土地造成 6月30日 一部の里道も形質変更 7月2日 1ヘクタール上回り開発か
民間業者が赤穂市の許可を得て御崎の風致地区で進めているメガソーラー施設建設工事をめぐり、許可行為には含まれていないにも関わらず、業者が用地の造成を行い、先月中旬に市から指導を受けていたことがわかった。
許可項目にない土地の形質変更が行われたことが問題となっている御崎のメガソーラー建設で、土地の中を通る一部の里道を位置確認せずに事業者が整地し、元の位置が不明確な状態になっている。事業者の不適切な工事手順に批判の声が高まっている。
御崎で昨年11月から民間業者が行っているメガソーラー施設建設で、工事に伴う開発面積が当初計画の0・9ヘクタールを超え、少なくとも1ヘクタール(=1万平方メートル)を上回ったとみられることが兵庫県光都土木事務所への取材でわかった。
県の総合治水条例は、周辺地域で浸水被害の可能性が高まると認められる開発面積1ヘクタール以上の開発行為に対し、知事への届け出と重要調整池を設置するなどの浸水被害防止対策を事業者に義務付けており、事業者は計画の見直しを迫られている。
以下、一部コメント。
指導するだけで済む話ですかね? 大人がこんなぢゃ子供に示しがつきませんよ!近隣住民を騙して工事をすすめる悪徳業者 まさか地元赤穂の業者は関わってませんよね?
里道が市(市民)が管理(所有)する公有財産で、改築を行う場合は市長の許可を受けなければならず、損傷すれば損害賠償の義務を負うと取り決められているのだから、単純に、この組織のやってる行為は犯罪。常識もなにも、法的処置を執ればいいだけの話。
相手は方の裏をかいてるつもりであろうが、全く話にならない。市は、すでに、図面を提出するように指導している場合では、もうないと思うが・・・・
市は、これ以上、此方だけ常識的な対応を続け、穏便に済まそうとすると、かえって、不自然でにしか見えず、市民としては、裏で、地権者や業者と繋がってるとしか見えなくなよ!
排水路の拡大なんか絶対だめ。水路は団地と海に流すしかないので、調整池でやらないと泥水が瀬戸内海を汚染する。業者はやり逃げ将来に必ず問題が起きる。兵庫県が責任をとるのか、調整池を作っても泥水処理しないと後悔する。調整池をするところは農林省の土地がありますよ。
里道の図面を作るように赤穂市は指導しているが、業者に払い下げもしくは境界協定をするように命令すべきだ。
2016年11月5日【社説】事業者との話合いは関係正常化が先
御崎の風致地区で民間事業者によるメガソーラー施設(大規模太陽光発電施設)の建設が事実上着工されて1年以上が経過した。工事は今年5月からストップしたままで、樹木を伐採されて裸地となった現場には太陽光パネルが梱包したまま置かれている。
工事が止まったのは、事業者が計画地内の里道を許可なく損傷したり、当初計画を上回る面積を開発したりしたことを受け、必要な条例手続きを行うまでは工事を中断するよう赤穂市と兵庫県が指導したためだ。一方、事業者側は「工事を妨害した」として御崎地区連合自治会の役員3人を刑事告発し、地元住民との間に溝を作った状態が続いている。工事の様子を確認しようと現地に赴いた役員らが里道に車を駐車したことを「妨害」と告発したものだが、地元住民からは「役員に圧力をかけるために刑事告発したのでは」と反感をかっている。
役員によれば、告発を受理した警察に数日間にわたって任意の事情聴取を受け、その後、体調を崩して入院した人もあったという。
2016年12月27日 告訴トラブルを事業者が謝罪
御崎のメガソーラー建設をめぐり、事業者と地元自治会役員との間で生じていたトラブルについて、自治会役員は事業者からの謝罪を受け入れ、このほど和解した。
関係者の話では、下請け業者としてプロジェクトに参加している九電工が京電に代わって事実上の事業主体となる見通し。草木が除去されて裸地となった建設予定地は雨で地面が削られて亀裂が生じ、住民の不安が高まっており、亀井会長は「どこが事業者になろうとも、一日も早い安全対策へ向けて早急に事業計画を説明するよう求めていく」と話している。
2017年1月 工事再開へ見通し
事業者が許可項目にない開発行為を行うなどして工事が中断している御崎のメガソーラー建設で、下請け業者として参画していた電気設備工事大手の九電工がグループ企業と出資する特別目的会社(SPC)が事業を引き継ぎ、工事が再開される見通しとなった。
17日には地元住民も立ち合い、建設区域内を通る里道の位置確認を実施。位置が確定すれば、SPCは県総合治水条例に基づき事業計画を兵庫県に届け出た上で工事再開に必要な行政手続きを進める。
以下、一部コメント。
ただでさえ、太陽光発電業者がどんどん倒産してるのに、続行するのか・・・・。
ちゃんと廃棄処分まで面倒見てくれるんだろうか。
いつのまに、再開、建設あり前提の交渉になったのか・・・・・
なんとか、建設中止で元に戻す事は出来ぬものか・・・・・
予想以上の凄まじい環境破壊の様を、この場所の横を通る度に、腹が立つ。
近隣の方の気持ちは痛いほど解かる。
よそ者に、赤穂の宝を、土足で踏みつけられているような気がして悲しい。
2018年1月2月初旬に工程表
前事業者による無許可の切り土が発覚するなどして平成28年4月から工事が中断したままになっている御崎地区のメガソーラー建設計画について、プロジェクトを継承した事業者が2月初旬にも工程表をまとめる見通しであることがわかった。
以下、一部コメント。
衛星画像で見ると痛々しい感じがしますね。この場所は、どうしてもソーラー開発でないとダメなので
しょうか?私的には、観光地 というくくりで、道の駅 キャンプ場 総合レジャー施設 等々にして頂け
る方が有り難いのですがね~。※赤穂全体に長期的に経済効果が期待出来る?あるいは、色々な施設を作り~その屋根の上にソーラーを設置すれば一石二鳥になる気もするので
すが…。ソーラーパネルのみを設置するだけでは、何となく惜しい土地ですよね。ソーラー開発会社、レジャー開発会社、赤穂市…等にて本当に先々の事を考えて計画が練られれば
と思います。
2018年2月 住民要望受け排水計画を修正
住民側の要望を受け入れ、当初計画では素掘りだった排水溝をコンクリート製に変更したほか沈砂池も設置する計画。
県総合治水条例の指針に基づき、「30年に一度の大雨、1時間110~120ミリの雨量に耐えられるように設計した。
以下、一部コメント。
当初から難航すると思っていましたが、なかなかですね でも今回の事業者は誠意を持って対応しているが、完成してからの維持管理及び災害が起きた場合の補償は会社が潰れるようなことになったら、税金投入ですかね?
2018年3月 住民側が工事再開を了承
住民側は「県、市の指導の下、工事を進めてほしい」と工事再開を了承した。
以下、一部コメント。
事業期間(20年)終了後、地主に返還するということは、その後に補償するような事態が発生したら、地主が継続して補償するのですか?地主が変わったり、企業が地主だったらそこがわざと破産したらどこが継続するのですかね。性善説も結構ですが将来に禍根を残さないようにするのが一番だと思います。
2018年9月 工事再開へ
今月10日にも着工し、来年3月末の工事完了を予定。説明会に参加した住民男性は「心配がまったくなくなったということはないが、以前の計画に比べると安全面への配慮がされていると思う。事業者には信頼を裏切らないように取り組んでほしい」と話した。
以下、一部コメント。
家庭や事業所で発電された電気を買い取る「固定価格買取制度(FIT)」が改定されました。巷の投資家の間では、不謹慎ながら、もう一度日本を揺るがす大震災でも起きない限り魅力がなくなったとささやかれ、未だに太陽光発電で投資を促す企業はその殆どが怪しい企業と云われています。地元の皆様には赤穂の自然を破壊して30年どころか、5年先に責任者が所在不明にならないよう願います。
私は、東京や大阪に住み、出戻りで赤穂に二十数年ぶりで帰ってきた者です。
福浦産廃場所もそうですが、このソーラー予定地も空から見ると、その立地場所が天然の美しい海岸や森などのすぐ傍であり、今まで大切にしてきた自然や景観を一瞬で損ねてしまう場所であることが解ります。
TVで東京青山の一等地への児童相談所建設反対の住人の(少し自己中で差別的にも取れる)主張で堂々と区側と対峙する一部住人の勢いを見てましてなんだか、寂しくなりました。
赤穂の深刻な問題なのに、生温い地元民の反応が心配になりました。
結局、ここも田舎者が泣き寝入りなんでしょうか・・・・
山ごと崩れた太陽光パネル千枚超 再生エネ、もろさ露呈
https://www.asahi.com/articles/ASLCN5213LCNPLFA006.html7月7日、兵庫県姫路市の国道29号沿いの傾斜地が崩れ落ちた。西日本を襲った豪雨。
斜面を覆っていた発電用の太陽光パネルも、大きな音をたてて崩れた。
その数は1344枚。一帯に設置されていたパネル全体の約4割が損壊した。「4カ月すぎても、業者からいまだに直接の説明がない」。近くの原田正昭さん(75)は憤る。
自宅は無事だったものの、台風が来るたびにパネルが心配で娘の家に避難した。
「行政が強くは取り締まれないと聞いて驚いた。とにかく早く閉鎖してほしい」赤穂でも同じような事が起きなければいいが、全国で起きてるから赤穂でも起こるでしょう。
2019年1月 建設現場を関係者らが視察
民間事業者が御崎の東海山一帯で進めているメガソーラー建設の工事現場が29日、関係者に公開され、地元自治会役員や市議、行政職員ら約20人が視察した。
2019年6月 工事完了で運用開始 安全管理協定も
民間事業者が御崎の東海山一帯で進めてきた大規模太陽光発電施設がこのほど完成。14日から運用を開始した。事業者と地元自治会は行政を交えた安全管理協定を結ぶことを合意した。
以下、一部コメント。
御崎地区の会長さんは「実際に見た住民からは心配の声はなかった」と話されたようですが、里道が斜めに削られて、歩くのが難しいところがあったり、西側の斜面の先端直下に、石を入れた金属の籠が雨水や土砂を止めるように積まれていましたが、参加者の何人かは、「昭和51年のような大雨でなくても、急斜面を流れてくる雨水などで籠ごと崩れるやろ」と言っていました。また、たんなる見学会で、関係者は住民の後ろについて歩いているだけで、感想を聞くことは予定されていなかったようです。
あの美しい山の稜線に現れた人工物。
観光バスで坂を登り、眼下に広がる瀬戸内海を臨む直前の
絶好のスポットだったのに。興ざめです。
市の生ぬるさを大きく実感した出来事でした。
観光資源の損失、環境への配慮、そんな想像力が欠落するほど、
職員さんは日々酷使されていたのでしょう。
お疲れ様です。
気軽にコメントどうぞ