兵庫県で住む街を比べるとき、「住みよさ」と「住みここち」は名前が似ていても測るものが違います。前者は統計から見た生活条件、後者は住民の評価。ランキングの数字を読む前に、対象となる市町と調査年を確かめましょう。
二つのランキングは、何を比べている?
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| 調査 | 評価のもと | 対象と読み方 |
|---|---|---|
| 東洋経済 住みよさ2026 |
安心・利便・快適・富裕の計20指標から総合偏差値を算出 | 全国812市区が対象。兵庫県の町は対象外。近畿編は近畿内で偏差値を計算し直した順位。 |
| 大東建託 住みここち2026 |
今住んでいる地域に対する住民の満足度 | 回答者50人以上の地域を集計。町も対象になり得る一方、神戸市は区ごとに並ぶ。 |
東洋経済の2026年版は子どもの人口と住宅の広さに関する2指標の定義を変更しています。前年から順位が動いても、その差を街自体の変化だけで説明できません。大東建託の兵庫県版は県内在住の20歳以上36,058人の回答を使い、2022~2026年分を主に累積しています。回答数が規定に満たない地域では、さらに前の年の回答も加えます。
出典:東洋経済「住みよさランキング2026」発表資料、東洋経済・近畿編、大東建託・兵庫県版。
2026年の公表結果で見える街
同じ「上位」でも、三田市は安心度、赤穂市は快適度が目立ちます。福崎町の10位は別の調査による順位で、三田市・赤穂市の近畿順位と直接比べる数字ではありません。住みここちの兵庫県版では芦屋市が1位、西宮市が3位、神戸市灘区が2位です。神戸市全体を1市として順位付けした結果ではありません。
出典:東洋経済「住みよさランキング2026」近畿編、大東建託「街の住みここち2026」兵庫県版。ここでは各調査の一部を引用し、全順位・詳細データは公表元で確認できます。
播磨の街を見るときは、2025年との違いも
Harimapの旧記事は、播磨の12市と神戸市を東洋経済2025年版の全国順位で比較していました。その範囲では加東市が最上位の全国103位。小野市は167位、赤穂市は217位でした。赤穂市の快適度は全国4位で、2026年近畿編でも快適度2位。ただし、全国と近畿では計算対象が異なるため「4位から2位へ上がった」とは言えません。
旧記事の13市比較には、神戸市・明石市・加西市・三木市・たつの市・姫路市・相生市・加古川市・高砂市・宍粟市も含まれます。ここで列挙したのは2025年版に収録した市であり、2026年版の県内全市順位を示すものではありません。旧記事の播磨比較からは、総合順位だけでなく快適度や利便度など重視する項目を分ける見方を引き継ぎます。
2025年版の出典:東洋経済『都市データパック2025年版』、三菱UFJ不動産販売「住まい1」の自治体別掲載値。2026年版の方法変更は東洋経済の発表資料で確認できます。
住む街を絞る、次の一歩
ランキングから気になる2~3市町を選んだら、通勤・通学時間、住宅費、医療、買い物、子育て、防災を同じ条件で見比べてください。順位が載らない町を低評価とみなす必要はありません。兵庫県の市町別指標では人口や地域統計を選んで確認でき、県の統計まとめからも各市町へ進めます。最後は自治体の最新資料と、実際の生活圏を確かめることが大切です。

