世界遺産・姫路城のすぐ東隣に位置する「姫路市立動物園」。大人250円・子ども50円という破格の入園料で、87種343頭もの動物たちに会える隠れた穴場スポットです。1951年の開園以来70年以上にわたり地元の家族連れに愛され続けてきた歴史ある動物園で、コンパクトな園内なのに見どころが凝縮されています。実際に訪れてみると、思っていた以上に充実していて驚きました。赤穂市・相生市からは車で約30〜40分、たつの市からは約20分、姫路城観光とセットで迷わず立ち寄ってほしいスポットです。
アクセス・駐車場
動物園への最寄り駅はJR・山陽姫路駅で、北口から徒歩約15分です。バス利用なら「姫路城大手門前」バス停(神姫バス)で下車し、そこから徒歩5分ほどで到着します。姫路城のすぐそばなので、城内を通り抜けながらアクセスするルートも楽しいですよ。
車でお越しの場合、専用駐車場はありません。周辺の有料駐車場(姫山駐車場・大手門駐車場など)を利用します。駐車場は3時間600円程度が目安です。週末や春の桜シーズンは早い時間から混み始めるので、9時の開園と同時に到着するくらいの余裕を持つのがおすすめです。播磨エリアから来る場合は姫路バイパスの中地ランプから北東へ約15分です。
入場料と営業時間
入場料は大人(高校生以上)250円・子ども(5歳〜中学3年生)50円・5歳未満は無料。家族4人(大人2人+子ども2人)でも600円という、現代では信じられない価格です。30人以上の団体は1〜3割引きになります。
営業時間は午前9時〜午後5時(入園は16時30分まで)で、年末年始(12月29日〜1月1日)以外は年中無休。平日でも問題なく楽しめます。実際に訪れたときは平日の午前中だったためか空いていて、各動物舎をゆったりと見て回れました。混雑する週末に行く場合は、開園直後か夕方近くに訪れるのが狙い目です。
アイドル・レッサーパンダ「ヒナタ」と「ミホ」
動物園で一番人気なのがレッサーパンダです。「ヒナタ」と「ミホ」の2頭が暮らしており、もふもふの毛並みとくりっとした目が来園者の心を鷲掴みにします。展示スペースへの距離が近く、枝を渡る姿や食事する姿をじっくり観察できます。子どもたちがずっと動こうとしないほどの人気ぶりでした。
ハートマーク持ちのキリン「コウスケ」
キリン舎にはアミメキリンが3頭います。その中でも「コウスケ」は右前脚にハート型の模様があることで有名です。長い首を伸ばして餌を食べる迫力ある姿を見ながら、脚のハートを探してみるのが楽しい。「見つけたら幸せになれる」と言われているので、ぜひ探してみてください。
カンガルー・ペンギン・フラミンゴも
園内は哺乳類・鳥類・爬虫類合わせて87種343頭と、コンパクトな見た目以上に多くの動物が暮らしています。子どもに人気のカンガルーは柵越しに間近で観察できます。ペンギン舎ではマゼランペンギンが個性豊かな手作りの巣箱を使っており、フラミンゴのピンク色の姿も印象的です。
オタリア(アシカの仲間)は飼育員の合図に合わせてパフォーマンスを見せてくれることも。タイミングが合えば思わず歓声が上がります。
ふれあい広場・ミニ牧場
ふれあい広場では1日2回(10:30〜11:30・13:30〜14:30)、モルモットなどの小動物に実際に触れることができます。柔らかな体の感触は大人も童心に返れる体験です。特に未就学児には大好評で、「もっと触りたい!」と離れたがらない子の姿が微笑ましかったです。
ミニ牧場ではヤギとも触れ合えます。もぐもぐタイムの開催スケジュールは公式サイトで事前確認しておくと、タイミングよく楽しめます。
昭和レトロな遊戯施設
園内には南北2ヶ所に遊戯施設があります。北側のコーナーにはモノレールやティーカップなど昭和の雰囲気が残る乗り物が揃っていて、どこか懐かしい空気感が漂います。1回250円で乗れるので、子どもだけでなく昭和育ちの大人にも刺さるエリアです。南側は小さい子向けの遊具が中心です。
姫路城ビューの白見橋と芝生広場
園内中央を流れる内堀には赤い橋「白見橋(しらみばし)」がかかっており、ここから姫路城の天守を眺められます。さらに旧象舎西側からは内堀の水面に姫路城が映り込む絶景スポットがあり、写真を撮るなら絶対に外せません。広い芝生広場ではレジャーシートを敷いてピクニックもでき、のんびり過ごす家族連れで賑わっています。
子連れ向け設備が充実
ベビーカーの持ち込みはもちろん、無料の貸し出しもあります(数に限りあり)。授乳室・おむつ交換台は園内中央の自動販売機コーナー横に設置。トイレは西・東・北の3ヶ所にあり、西と東は多目的トイレです。休憩所も4ヶ所(屋根あり・自動販売機あり)あるので、赤ちゃん連れでも安心して過ごせます。
春は桜と動物の共演が楽しめる
3月下旬〜4月上旬は姫路城の桜が満開を迎える最高のシーズンです。動物園の周辺にも桜が咲き、動物を見ながら花見ができるという贅沢な体験ができます。2026年は3月25日前後の開花、4月3日前後の満開が予想されています。動物園+姫路城の桜を一日で楽しめるこの時期は特におすすめです。ただし、城周辺の駐車場は午前中から満車になることも多いため、電車利用か早着がベターです。
周辺スポット
動物園のすぐそばには、姫路城の内堀を和船で巡る「内堀和船」も楽しめます(季節限定)。また、白鷺城の石垣や城下町の風情が残るシロトピア公園もすぐ隣にあります。姫路城や好古園と合わせてまわると、姫路を丸一日楽しめるコースが組めます。姫路市立美術館も徒歩圏内なので、アートが好きな方も合わせてどうぞ。
【重要】現在地での観覧は期間限定になる可能性あり
姫路市は2024年6月、姫路城外への動物園移転を正式に決定しました。世界遺産・特別史跡内での大規模改修が困難なことや施設の老朽化、姫路城内堀の復元計画が主な理由です。移転先候補は手柄山中央公園周辺で、2029年度の開業を目指して検討が進められています。ただし2025年現在、ヒグマやライオンなど大型動物の引き取り先確保が難航しており、スケジュールは流動的な状況です。
姫路城を眺めながら動物を楽しめる今の雰囲気は、移転後には味わえなくなります。「お城の隣で動物に会える」この特別なロケーションを楽しめるのは、今だけかもしれません。
レビュー・まとめ
正直、250円でここまで楽しめるとは思っていませんでした。レッサーパンダ・キリン・カンガルー・ペンギン・フラミンゴなど87種の動物が揃い、ふれあい広場・昭和レトロな乗り物・姫路城ビューと、小さな園内に見どころが凝縮されています。
特に良かった点は3つ。まず圧倒的なコスパ。家族4人で入っても600円という低価格は今どき本当に貴重です。次に世界遺産・姫路城を眺めながら動物を楽しめるロケーションの良さ。白見橋からの城の眺めは格別で、これだけでも来た甲斐があります。最後にふれあい広場の動物体験。小さな子どもにとってモルモットと触れ合う時間は、大人が思う以上に記憶に残る体験になっています。
気になった点としては、やはりコンパクトさゆえに「大型動物園のような迫力」は期待できない点です。1〜2時間で一通り見て回れてしまうため、単体目当てで遠くから来るよりは姫路城観光とセットで組むのが正解です。また春の週末は駐車場競争が激しくなるので、電車利用が無難です。
赤穂市・相生市・たつの市からのドライブで姫路城を訪れる際に、ぜひこの動物園も予定に組み込んでみてください。子連れ家族の満足度は高く、地元のじゃらんnet評価もトップクラスです。
| 住所 | 〒670-0012 兵庫県姫路市本町68番地 |
|---|---|
| 電話番号 | 079-284-3636 |
| 営業時間 | 9:00〜17:00(入園は16:30まで) |
| 定休日 | 年中無休(12月29日〜1月1日を除く) |
| 入場料 | 大人250円 / 小人50円(5歳〜中学生)/ 5歳未満無料 |
| 駐車場 | なし(周辺有料駐車場を利用、目安3時間600円) |
| 公式サイト | 公式サイト |
※あくまでも記事作成時点の情報です。入場料は年度により改定されることがあるので、最新の情報は公式サイトを確認して下さい。

